霊性の低下を考える こころと健康 第17回 チャクラと内分泌(ホルモン)の関係(3)


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今回も、前回に引き続き内分泌器官の働きを述べてみることにする。


内分泌器官の働き

5.胸腺


臓器の中でも、最も年齢的退行の著しい器官であり、成人になるとほとんど大部分が脂肪になると言われている。  


胸腺は、リンパ球の生産を行い、抗体産生に関係があることが明らかにされた。胸腺の異状は、重症筋無力症を起こし、進行すると眼瞼下垂・複視・顔面神経麻痺・言語の遅滞・嚥下困難になり、ついには四肢躯・呼吸筋が犯される。


また、ごく最近では、胸腺には多量のDNAが存在することから核酸代謝の中心と言われている。いづれにしても、胸腺は健康にとって非常に大切な器官であるように思われる。


6.松果体


松果体は、性的発育を抑制するホルモンを分泌するといわれ、これを早期に破壊すると性的早熟をきたすといわれているが、まだ定かではない。


体温調節・血液循環・種々の代謝――血糖・カルシウム・メラニンなど――の代謝に深い影響がある。


松果体の働きは、現在の生理学ではまだまだわからないことが多いそうだが、拙僧が属している真言密教では、松果体は最も重要なチャクラに位置づけしており、霊的センサーの重要な役割を秘めているとしている。


7.膵臓


膵臓は、膵液という消化液を分泌する以外に、インシュリンというホルモンを分泌する。この臓器に障害があると、糖尿病・膵機能亢進症などを引き起こす言われている。


8.唾液腺


唾液腺は、唾液を作って口腔に送るが、最近パロチンというホルモンを出すことがわかってきた。パロチンの作用は、骨・歯・軟骨などの硬い組織の発育を促進や老化現象を防止すると言われている。


また、動物実験などで、
1)脳下垂体のメ細胞の増殖
2)上皮小体の萎縮
3)胸腺の萎縮
4)膵臓のランゲルハウス島の増殖
5)副腎皮質の萎縮
6)軟骨の増殖層の変体・骨多孔症
7)関軟骨の変性・歯の象牙質・ホーロー質の変性
8)大動脈皮膚・肺その他の器官における弾力線維の変性あるいは、消失・欠陥内皮細胞の変性・骨髄細胞ことに白血球・血小板形成の不全などが起こるとされている。


いずれにしても、唾液腺は重要な内分泌腺であることは間違いないようである。


9.性腺


近代外科の名医で、生理学者であったアレキシス・カレルは、ベストセラーになった名著「人間-この未知なるもの」の中で、「あらゆる生理的・心理的・精神的な働きを強化する腺である」と言っている。


性ホルモンは「生殖関係の機能にのみ作用するだけでなく、全身の機能に強い影響を与える」ということを専門のホルモン学者は強調している。


真言密教では、性腺とチャクラ(ムラダーチャクラ)の関係を知っていて、この性腺エネルギーを知能と体力のエネルギーに転換してしまう技術を開発している。


以上、内分泌器官の特徴を大雑把に述べた。小生は専門学者ではないので、疑問やより詳しい働き等々、興味をお持ちの方もおられると思う。 いずれにしても、内分泌器官は、私達の健康にとって、肉体的にも精神的にも霊的にも重要な役割を担っているということである。


内分泌器官と真言密教つまり、現代医学(科学)と宗教とは異床同夢を感じるのである。


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