霊性の低下を考える こころと健康 第06回


霊性・霊魂・病気は繋がっている

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唯物論中心の医学に携わっている現在の医療従事者は、「死者は生きている」と言ったら、殆どの方が否定するであろう。しかし、それは生命の本質を知らないからではないだろうか。


第2回(2008.09.12アップ)で生命の本質を述べたが、もう一度復習してみよう。


「幽体」という生命体は、心理学では「深層意識」と言われ、仏教唯識学では、「阿羅耶識」で、第八番目の意識と言われる。
この「幽体」に、人間(運命)を動かす全てのデータが組み込まれ、90~95%この内なるデータが人間を動かしていることは、既に心理学で証明されているところだ。
この幽体の中に、どのようなデータが組み込まれているかが、非常に大事であり、それが霊体(聖生命体)と表裏の関係で繋がっているのだ。そして、それが又、病気とも繋がっている。


前の文章を整理してみると、幽体=霊的生命体=深層意識=阿羅耶識=第八意識=死して霊魂となる。前回で「霊性とは、自然・社会・生命の3つの秩序が整っていること」と述べた。この3つに秩序のとれた生命体が霊体(聖生命体)であり、3つの秩序のとれた生き方をしていると、霊体(聖生命体)は正しい状態になっているので、表面的には日常生活が混乱しても、健康は保たれるわけである。


三つの秩序が崩壊すると霊体は異常になる

ところが、現在の私たちを取り巻く環境は、ますます自然・社会・生命の3つの秩序を崩壊せしめる(霊性の低下)ような環境になっている。このような生命環境にいると、霊体は異常になり、表裏の関係でつながって人間(運命)を動かしている幽体(深層意識)には、正常なデータは蓄積されない。
だからこそ、今生きている人間の意識、つまり精神は異常になって当たり前なのだ。それが、現在増えつつある鬱病・引きこもり・精神病の増加となって現れ、肉体が滅びると「異常意識(霊魂)」は残って浮遊し、生きている人間に影響を与える。


だからこそ、古来より日本人は、先祖供養・包丁供養・針供養なるものを大切にしてきた。それは「生命の不滅」を直感的に知っていたのであろう。西洋科学・哲学は理性を大切にするが、日本人はそれが理性に適わないものであっても、直感的なものを大切にしている。


霊魂と霊魂は繋がっている

話は少し横道にそれたが、厳然として霊性と霊魂は繋がっている。そして、霊魂と病気は繋がっているのだ。特に精神病は病気ではなく、死者の怨みの想念が生きている人間に祟っている場合がある。だから現代の唯物論中心の医学では、精神安定剤などで抑えられても完治が難しい。
DNA・RNAという遺伝子情報に病気の原因データが発見されているが、目には見えない意識(運命)情報も(私は想伝子情報と言っている)厳然としてあり、細胞と神経が末端で繋がっているように、DNA・RNAの遺伝子情報と意識(運命)情報は繋がっており、それはそのまま「病気情報」とも、繋がっている。


私の長年の研究によれば、生前の情報は「生き霊想念」、死者の情報は「死霊(霊魂)想念」として、私たちの病気にも間違いなく影響を与える。
すべての病気が想念と繋がっているわけではないが、現代医学ではもっとその辺にも踏み込む必要があるのではなかろうか。正にホリスティック医学は、その領域まで踏み込もうとしているようだ。


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