霊性の低下を考える こころと健康 第11回


前回より、『心とからだの健康生活行』の一部を読者のために伝授を始めたが、この『行』をする時は、必ず晩 ( 夜 ) から始めなければ効果が得られない。なぜかと言うと、それが宇宙の法則・自然の摂理だからである。


この宇宙に存在するすべての現象は、必ず『暗→明→暗』のサイクルで循環している。宇宙の始まりも「ビッグバン」という「暗」から始まっているし、人間の生命の誕生も「暗いお腹の中から明るいこの世」に出てくる。草木も土の中から芽生え地上に出る。それが、宇宙の法則・自然の摂理なのである。 前回では『晩 ( 夜 ) の行』を伝授したので、今回は『朝の行』を伝授することにする。


『朝の瞑想行』

新しい命をいただいたことに感謝し、今日一日、明日よりももっと感謝の生活をさせていただく・・・という気持ちで朝を迎える。


1.光の行

寝床の中で、寝たままでも座ったままでもよい。大いなる「光(太陽をイメージしてもよい)」が身体の中に入ってくる。それを繰り返し、自分の身体が光体となり外に「発光」するイメージを作る。
※ 最初はうまくできないかもしれないが、毎日繰り返して練習してみてください。


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2.目覚めの瑜伽(ヨガ行)

1)寝床 ( 畳の上 ) の中で「大の字」になる
2) 座って息を吐き出しながら、上半身を前に3回屈伸する
3) 座って両足を開いて、右足に向けて息を吐き出しながら、上半身を3回ねじる
4) 座って両足を開いて、左足に向けて息を吐き出しながら、上半身を3回ねじる
5) 正座になって、息を吐き出しながら、上半身を後ろに3回そねる
6)最初と同じように大の字になる
※ 2,3,4,5の時、息を吐き出しきったら「肛門」を締める


3.笑いの行

何も考えず、2~3分間ただ笑う。
※ からだが温かくなって血流が良くなり、自律神経の緊張が緩む


4.起床

顔を2~3回軽くたたいたり、あるいはマッサージをして気合いを入れて元気よく起き上がる。


5.鏡の行

昨夜『成就の瞑想行』でイメージしたことを、鏡を見ながら過去形で言葉に出し、耳に聞こえるように、明るく生き生きと積極的に宣言する。


6.朝食の行

食卓に並んでいる食物の栄養分を、今日一日、あらゆる事の成就のために使わせていただくと感謝しながら食する。


一日の始めは『朝にあり!』

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以上、「朝の瞑想行」を伝授したが、気持ちの良い目覚めをする為には、前回も述べたが、晩 ( 夜 ) の瞑想行の中の「追い出し行」を充分にしておくことである。


また、目覚めの瑜伽(ヨガ)を行う時は、「呼吸」と書くように息を吸い込んでから吐き出すのではなく、必ず「吐き出す」ことから始めなければならない。これも、宇宙の法則・自然の摂理なのである。  


一日の始めは『朝にあり!』。ぜひ、継続して効果を確かめていただきたい。


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