霊性の低下を考える こころと健康 第16回 チャクラと内分泌(ホルモン)の関係(2)


内分泌器官とチャクラ

ホルモン(内分泌)を発見したのは、英国のE・H・スターリングであるが、ホルモンとはギリシャ語で、『刺激する』という意味であり、チャクラは『車輪』を意味し、それは、光のビジョンが四方八方に放流する電流のようなものであり、それは、ホルモンの刺激と同意味である。


では、チャクラは何を刺激するのかというと、内分泌腺である。その内分泌腺から刺激によって分泌されるものがホルモンである。


専門家は、「今日発見されつつあるホルモンは、その数も次第に増し、その概念も単一的ではないが、一口に言えば内分泌腺から、特異的に放出されると、整体の隅々まで行き渡り、特定の細胞や器官の機能に強い影響を及ぼすが、その必要量は極めて微量である」と言っている。又、「ホルモン自体から物質やエネルギーが生じることはほとんどない。おそらく、酸素の基本的反応に影響を与えて、整体の重要な科学的及び機械的過程を調整するらしいが、酸素系に関与するという確かな証拠はまだない。最近は、ホルモンの一部は遺伝子に影響して、タンパク質合成に際し、遺伝情報の教授に関係があることが明らかにされつつある」と、臨床内分泌学者でもある原田義道氏は言われている。


内分泌器官として現在あげられているものは、次の通りであるが、チャクラとの関係と併せて見ていただきたい。


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1.脳下垂体
2.甲状腺
3.副甲状腺(上皮小体)
4.副腎
5.膵臓
6.胸腺
7.松果体唾液腺
8.性腺(卵巣・精巣)


以下、簡単にその働きを述べてみることにする。


内分泌器官の働き

1.脳下垂体


脳の中央の間脳から、垂れ下がった大豆くらいの大きさを持った無対の器官である。重さは約0.8グラムで蝶形骨にあるトルコ鞍(あん)という骨のクボミにおさまっていて、3つの部分に別れている。 脳下垂体は


1)体組織(骨・筋肉・脂肪組織)
2)甲状腺
3)副腎皮質
4)乳腺
5)卵巣・精巣
6)血圧・副細尿管
7)子宮・乳汁・胆のう・尿管・膀胱


などの働きに重要な影響を及ぼしている内分泌器官である。


2.副腎


内分泌学者は、下垂体につぐ重要なものとして。この副腎をあげている人が多い。両方の副腎を取ると、動物は10日前後で死亡する。
まだまだ働きは解明されていないが、身体の新陳代謝にとって非常に重要な存在である。


3.甲状腺


甲状腺は、喉頭部の前面、甲状軟骨のすぐ下にあるので、甲状腺と名付けられた。このホルモンは、ヒトの成長発育を促進し、また新陳代謝を適度に促進し調節する働きを持っている。バセドウ氏病も甲状腺と関係ある病気である。


4.副甲状腺(上皮小体)


形は米粒ほどに小さく、甲状腺に密着し、血液中のカルシウムの濃度の調節や骨や歯の成長を助ける。また、このホルモンの多少によって、精神障害・白内障・乳腺浮腫・皮膚・頭髪・骨病などに影響を与える。


次回も引き続き内分泌の働きを述べることにする。


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