宇宙森羅万象の普遍性からものごとを捉えようとするのが宇宙本位(コスミカリズム)であり、その視点に立って、成功と幸福を創造しようとするのが運命創造学です。運命には法則があるのです。あなたもそれを身につければ、運命はあなたの想い通りになるのです。
運命の根幹 感謝と奉仕は大宇宙の真理 前編
感謝と奉仕の本質
私たち人間は地球の上に生活し生きています・・・・。
今更何をそんな当たり前のこと、と思われるかもしれませんが、運命を創りたいと思われるあなただからこそ、気づいていただきたいことがあるのです。
これまで『感謝と奉仕』は運命の根幹である、とお伝えしてきました。「感謝」も「奉仕」も言葉として知らない人はいないでしょう。
しかし、運命の根幹である『奉仕と感謝』は単純に、人の役にたったり、うれしいことを「ありがとう」と感謝することとは違うものであることが、お分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、運命を本当に変えるためには、さらにその本質をつかんでいただきたいのです。
今、生きているあなたは、なぜこの世に存在しているのでしょうか。
人間は誰しも自分の意思でこの世に誕生をしたのではありません。とても気の遠くなるような160億年を越える時空の中で宇宙は誕生したとされ、その永い時間を経て45億年前に地球は誕生したのです。
さらに人類の進化は700万年前から始まりました。
そして、現在地球上で存在する人類を遡ると、20万年前のアフリカの女性にたどり着くという研究結果が発表されました。
広大な宇宙空間の中で、奇跡をはるかに越えて誕生した地球の上で、最先端の研究を持っても解明し得ない自然の絶妙なバランスと仕組み。その中で私たち人類も、生命体だけではなく水も空気も石もすべてがつながってその営みの中で共尊共生しているのです。そして私たちは一人の例外もなく、身体の形もその機能もすべて宇宙・地球の営みの中で「いのち」を継承し、育まれてきたものなのです。
また、動物も植物も水の一滴、米の一粒・・・・
地球上にあるすべてのものを人間は何一つ作り出してはいないのです。
米を栽培して増やすことはできても、最初の米を人間は作り出してはいないのです。
実はこの営みそのものこそが『感謝と奉仕』の何ものでもないのです。
感謝と奉仕は大宇宙の真理
例えば、人間は酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出します。
逆に植物は二酸化炭素を吸って酸素を吐き出します。
もし、この世から植物が全部消えたら、当然人間は生きていくことはできないのです。
では、人間は植物のためにと意識して二酸化炭素を吐き出しているかというとそうではありません。植物も同様に、人間のために酸素を吐き出しているのではないのです。
しかし両者は、地球上で生きていくためにはお互いがなくてはならない存在なのです。
そして、酸素と二酸化炭素は常に人間と植物の中で循環しながら成り立っているのです。
お互いが存在しているだけ、ただただそれだけで生かしあっているのです。