第21回 人間は進化もすれば退化もする だからこそ完成を目指さなければならない


人間は進化もすれば退化もする だからこそ完成を目指さなければならない

人間が生まれてすぐ歩けないのは何故?


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前回の『運命の根幹・感謝と奉仕は大宇宙の真理』は如何でしたか?
ごく当たり前のようなことが、真理だとはほとんどの人が気づいていないのではないでしょうか?


人間はほ乳類の中でも、生まれてすぐには歩けません。ここに重要な秘密が隠されています。他の動物は生まれるとまもなく立ち上がり歩き出すことができますが、人間の赤ちゃんはすぐには立てません。約1年近く歩くことができないのです。


つまり、人間は未完成の状態で生まれるということです。ここが人間が他の動物とは大きく違うところであり、人間に生まれることの深い意味が隠されていると思います。


他の動物は生まれた瞬間、既に完成に近い状態であるということです。
後は、ただ肉体的に大人になっていくだけです。


それに比べて人間は未完成で生まれるということは、2つの大きな意味があるのです。


(1)そのまま放っておくと退化してしまう
(2)磨けば磨くほど進化していく


人間はこの2つのエネルギーを持っています。
だから、人間が進化していかないとするならば、インドで実際にあったオオカミに育てられたアマロとカマロのような動物的人間になってしまうでしょう。


つまり、動物と同じ様な人間になるということです。この傾向は、現実の社会の中で起こっています。連日報道されるニュースでは、親が子供を餓死させたり、暴行して殺したり。


また、むしゃくしゃしたからといって、誰でも良かったと起こされる犯罪が目立っています。もちろん怨恨からくるものも後を絶ちません。


また、お金のためなら手段を選ばずとか、自分さえよければと欲にまかせて人を騙したりなど、人間が人間の心をなくして、動物化しているとしか思えない退化現象です。


あなたは、人間として進化していますか?退化はしていませんか?


人間はどこまでも進化しえる存在である


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科学は発達し、人間は宇宙にも飛び出し高度とされる文明を築いてきましたが、人間の力で何もかも作り出すことができるかといえば、そうではありません。


地球上にある最初の生命を、人間は作り出してはいないのです。


宇宙の何かわからないエネルギーの中から、地球も生命も生み出されています。


そして人間は、万物の霊長として、あらゆる生命体の中心的存在としての責任と位置づけをいただいています。これは素晴らしいことです。


私たち人間はすばらしい存在であり、どこまでも進化し得る可能性を秘めているということです。磨けば磨くほど光輝く存在になるのです。


このことこそ、人間が生まれた瞬間は、他の動物のようにすぐ立ち上がれない、未完成であるということのご褒美です。


未完成であるがゆえに、どこまでも進化し得る可能性を与えられているのです。
だからこそ、私たちは人間として完成を目指さなければならないのです。


運命創造学はそのための学問です。学問というと頭の勉強と思う人がいますが、そうではありません。
むしろ、運命創造学は宇宙の本質から人間を進化させるための活学です。


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