運を向上させながら運命を創る その(2)
運命力が運を左右している
運の良い人はそれに優る『運命力』の影響を見落としている場合がほとんどです。しかし、いかに運が良くても、運命力を向上させないと運は逃げていくのです。
近頃「魔法の言葉」とか「イメージ成功法」とか、いろいろな運が良くなる方法が説かれていますが、それは先にも前回でも述べたように瞬間的なのです。
大事故をしても、怪我ひとつしなかったとすると、必ず「運が良かった」と言いますが、その運任せで運転を続けていると、つまり運転能力を向上させないと、いつか大事故で命を落としかねないのです。
ですから、運転能力を向上させながら、運力を高めていくと、無事故運転という運命力となります。そのためにも「運」を瞬間的なものから連続的な運にする必要があります。運はどこまでも「他力的」なものでありますが、これを「自力的」なものへと転化してはじめて運は連続的なものになっていくのです。
つまり、運は瞬間的・一時的であるがゆえに、ただ、運が良いというだけでは駄目なのです。
運を向上させながら運命を創る
人生は80年のマラソンレースです。しかも、たった一度の人生レースでもあります。しかし、レースの勝敗次第では、勝者は栄光を握り、敗者は挫折の人生になってしまいます。 「運」も瞬間的・一時的であるように、不幸もある日予告なしに突然やってきます。
多くの人は、そうなってから宗教や占いなどに頼りますが、それでは「人生あとの祭り」なのです。
また、巷間に普及している成功・幸福理論やセミナーは能力中心のものがほとんどで「運力」は皆無に等しいぐらい見落とされています。
先にも述べましたが、運力と能力で運命力が決まります。だからこそ平素から「運」を向上させならが「運命力」を向上させる意義と価値があるのです。
人間づくり構想の中心学である運命創造学は、5つのステップのうちの4番目として、瞬間的な「運」を連続的な「運命力」に向上させる「自己創造編」を伝授しています。